ロゴについて
自院の動物のロゴを検討する際、最も印象に残っていたのは、勤務医時代に巡り合ったシーちゃんでした。
シーちゃんは、苦労の末、心ある人に保護され来院しました。(年齢不詳 雌 ウエスティー)
保護後のシーちゃんは、今までの苦労を見せることなく、接する人や動物の誰とでもすぐに仲良くできる才能が有りました。
共に生活する中で、寝食を共にすることも多くありました。(脂漏症なので、毎日 一緒に入浴していました。非常に食いしん坊で、自分の管理不足で盗み食いをさせてしまったことが多々あり自責の念に駆られることも有りましたが、その存在すべてが安らぎ与えてくれる存在でした)
シーちゃんは、いろいろな困難を乗り越え、周りの人間を恨むことなく、たくさんの人や動物にまんべんなく愛情を与え、人と動物の絆の大切さを教えてくれた存在として多くの人の心を動かしまし、私の人生で忘れられない経験として記憶に残り、現在の診察に生かされています。
動物を愛する人すべての心に敬意を示し、元気で幸せそうなシーちゃんをロゴとし選択し、自院のイメージとしました。
友人や関係者に披露した際、「ウエスティーとは思えないよ」や「タッチのパンチかと思った」などのご意見を頂きましたが、そのように多様にも捉えられるキャラクターとしてのイメージとしても面白く思っていて満足しています。
(素晴らしい飼い主さんと巡り合い、とても大切にされて幸せな一生を送る動物達がいる一方で、何の罪もない同じ命が、監護されていない理由だけで捕獲、処分されている現状があります。その事実に目を逸らすことなく、問題は何処にあるのか、自分に何ができるのかを大きな課題として解決出来るよう努力したいと思います。)